横浜DeNAベイスターズの茅ヶ崎市萩園出身・倉本寿彦選手(28)と茅ケ崎西浜高校出身・古村徹投手(25)の「茅ヶ崎コンビ」が沖縄県宜野湾(ぎのわん)市で行われている春季キャンプで、シーズン開幕へ向けてアピールを続けている。
今季は再びショートのレギュラー奪取に燃える倉本選手。プロ5年目を迎えた背番号5は「体調も良く順調。思った通りの練習ができている」と充実したキャンプに笑顔を見せる。
今キャンプで最も重点を置くのはバッティング。自身が掲げる「打率3割、二桁本塁打」を果たすために全体練習後には、夕方まで自主練習に取り組み、全選手の中で倉本選手が最後に球場を出る姿は恒例となっている。「実戦でどうするかを考えながらスイングは数多く振っている。自分が打たないと」と今季にかける思いは人一倍強い。最初の実戦形式となるシート打撃では2安打、2月16日の東京ヤクルトとの対外試合でもタイムリーヒットが飛び出すなどその成果は確実に表れている。
倉本選手は「古村が投げている時に後ろを守ることが楽しみ。一軍で2人で試合に出て勝てるように頑張りたい」と昨年の4位から巻き返しを図るために共闘を誓った。
5年ぶりに古巣に復帰した古村投手は一軍のキャンプは初。裏方だった5年前とは違い、監督やコーチ、そしてファンから常に見られる立場となった左腕は、独特の緊張感の中で練習に励む。「選手としての一軍キャンプは毎日が緊張の連続。過去のキャンプはリハビリ期間に充てていたことを考えると今が幸せです」と古村投手。2月1日のキャンプ初日から早速ブルペンに入って投球練習を行うなどここまで順調なペースだ。古村投手は「とにかく毎日、自分の力を出すことだけ」と日々アピールに奮闘する。
2月16日に行われた対外試合で初登板を果たすと、9回1イニングを無失点に抑え、最速は147キロだった。「一軍初登板で緊張したが倉本さんや周りの選手たちの声で冷静に投げられた」と手応えを掴んだ背番号67。今季は「カムバック賞」獲得へ向け、「行けと言われたところで投げ切る力をつけたい」と、この先の実戦でさらなるレベルアップを図る。
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