山上前町長が叙勲 旭日双光章を受章
前寒川町長の山上貞夫さん(70)が春の叙勲で旭日双光章を受章した。4月29日付で受章の知らせを受け、5月1日には県庁本庁舎で行われた勲章伝達式に臨み、5月15日には総務省関係勲章受章者の拝謁が皇居「豊明殿」で行われ、幸子夫人とともに出席。天皇陛下から労いの言葉をかけられたという。
春秋の叙勲は、春と秋の年2回、国や公共に対して優れた功績のある者に授与されるもの。山上さんは地方自治の功労者として受章した。
山上さんは昭和18年、寒川生まれ。寒川青年会議所に所属し、まちづくりに携わる中で地域貢献に尽力。40歳代になると、青年会議所OBや周囲の勧めもあり町会議員に。3期目の途中で寒川町長選に立候補し、初当選。町会議員を10年、町長を4年間務めた。町長時代には、行財政改革を徹底して推進。小中学校の耐震化、寒川駅北口ロータリーや田端スポーツ公園の整備などを実現した。さらにはリサイクルセンターの建設など広域行政も積極的に展開。また、広報誌でのお知らせに留まらず、町民説明会をまめに開催するなど、神奈川県からも高い評価を受けたという。
町長職を離れてから1年半が過ぎたが、現在は山上建設の会長として活躍中。「こんなに早くご評価いただけるとは意外でした。天皇陛下の拝謁では、陛下から直接労いの言葉をいただき感動しました」と喜びを語った。取材にも町長時代と変わらぬ笑顔で対応してくれた。また、各方面から多くのお祝いの電話や祝電が届き、対応に追われたという。
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