寒高野球部地力アップ 秋季大会地区予選で全勝
寒川高校野球部(天野雄司監督)が7年ぶりに秋季神奈川県大会出場を果たした。夏の大会は全校が出場できるが、春・秋大会は予選通過が必須。残念ながら本戦では1回戦で姿を消したが、湘南地区予選では3勝0敗・得失点差+8と同ブロックの他3校を圧倒。今後に期待を抱かせる新チームの船出となった。
別表にあるように、今年の春の大会は惨敗。エラーに次ぐエラーで勝負にならなかったという。しかし、練習で守備を重点的に叩き直し、夏の大会では1回戦で惜敗したものの、あと少しで初戦突破できるほどの成長をみせた。
秋季大会からは3年生が抜けて新チームとなったが、同校はもともと3年生が4人と少なく、夏の大会メンバーがほとんど残ることに。1年生投手2人が急成長したこともあり、チーム力が飛躍的に向上したという。
初戦の藤沢総合戦を7―2で快勝すると、2戦目の七里ヶ浜戦は先制するも中盤に追いつかれる展開に。しかし、この日は天野監督の誕生日ということもあり、ベンチの勢いは止められない。終盤に逆転すると2点差で逃げ切った。この時点で地区予選突破は確定、最後は1位通過をかけて茅ヶ崎北陵と対戦した。そして、ここでも接戦を制して勝利を収めた。同校によると「茅ヶ崎北陵に勝ったのは初めてではないか」とのこと。確実にチーム力は上がってきたようだ。
9月6日に行われた1回戦では、センバツ出場を狙う強豪平塚学園に大敗したが、今後もいままでの寒高野球部とはひと味違う野球をみせてくれそうだ。
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