意見広告・議会報告
県政報告【4】 県政から寒川町につなぐ 神奈川県議会議員 山本 哲
2月15日から3月24日まで行われた、平成28年第一回定例会の防災警察常任委員会で質疑を行いました。その質疑項目は次の通りです。
県警察本部関係から
【1】平成28年度警察費当初予算の概要
【2】警察官の増員
【3】防犯カメラの設置促進
【4】交通安全施設の維持管理
【5】自動車運転免許試験場整備等事業
【6】警察施設の整備
【7】ヘリコプターテレビ
【8】警察用船舶の運用
【9】交番の適正配置
【10】特殊詐欺抑止対策
【11】学校警察連携制度
【12】外国人との円滑なコミュニケーションを図る取組
【13】テロ対策訓練について
【14】東日本大震災を踏まえた県警察の震災対策
そのうち交通安全施設の維持管理について詳しくお伝えします
県内に設置している信号機や道路標識・道路標示などの交通安全施設の多くは、耐用年数を超えており、特に道路標示について目に見えて老朽化が進んでいます。消えかかっている横断歩道で交通事故が発生しているところもあり問題となっています。また、子ども達の通学路における横断歩道等の道路標識も消えかかっている箇所もあり危険な状態です。このことについて自由民主党神奈川県議団として、かねてより交通安全施設維持管理の予算増額を求めて来たところであり、事業の実施を強く要望してきました。
平成28年度度一般会計予算案警察費における物件費に関して、平成27年度6月現計予算額と比べ14・0%増の306億550万円の予算が盛り込まれたことを受け、その取り組みについて質疑をしました。その内、交通安全施設整備費として31億9200万円が計上され、信号機や道路標識、道路標示、交通安全施設などの整備に充てられます。その特徴として平成27年までに把握している「著しく摩耗し、視認性が低下している道路標示」を3か年計画で重点的に補修し、特に横断歩道については2か年で集中的に実施するとしています。その道路標示補修に係る予算案は6億591万円で平成27年度6月現計予算と比較して2億9,679万円の増額で、前年度の約2倍です。
また補修が必要とされる状況の把握は、警察署の交通規制担当者が寄せられた要望箇所を現場確認したうえで交通規制課に補修上申し、各警察署からの補修上申に基づき取りまとめられています。限られた予算での維持管理であり県警察では経過年数のみに捉われるのではなく、徹底した点検を行い、更新の緊急性や必要性の高いものを把握し、優先順位をつけて更新するとしている。加えて交通安全施設の維持管理コスト削減に努め、少しでも多くの更新ができるよう取り組むとしています。道路環境の維持・整備は警察だけの課題でなく、道路管理者など関係機関との連携を図り、より効果の高い安全な整備に努めるよう要望した。
次回は平成28年第2回定例会(5/11〜6/22の43日間)です。終了後にご報告させていただきます。
山本哲
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