国内の交通政策を調査・審議する国土交通省の「交通政策審議会」で4月7日、答申案が公表され、藤沢市の湘南台駅から寒川町倉見までの相鉄いずみの線延伸が、2030年までに作るべき鉄道路線の一つに位置付けられた。
相鉄いずみの線延伸は、現在湘南台で止まっている同線を、新幹線新駅誘致を進めている倉見地区まで約8Km伸ばす構想。寒川町の倉見拠点づくり課では「前回2000年の答申では、ボヤっとした矢印が相模線方向に向いている状態だったが、今回初めて『倉見』という明確な位置づけがされた。町民の利便性を考えると有難い」と話す。これまでに新幹線新駅設置にからんで相鉄線の延伸も実現するのではないかとされていたが、これで大きな前進に。ただし必要性は認められた一方、採算性や事業に対する課題も指摘されており、新幹線新駅設置の実現性や時期も大きく影響すると思われる。
湘南台駅を抱える藤沢市では、イトーヨーカドー湘南台店付近をA駅、慶應大学湘南藤沢キャンパス付近をB駅と想定。鉄道延伸を前提としたまちづくり計画を進めているが、寒川町ではこうした動きはまだない。
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