意見広告・議会報告
県政報告【5】 県政から寒川町につなぐ 神奈川県議会議員 山本 哲
初当選から1年が経過し2年目となる議会では、産業労働常任委員会に任命されました。5月11日から6月22日まで行われた平成28年第2回定例会では「産業労働局関係」から4点の質疑を行いました。
【1】「セレクト神奈川100」の取組みについて
【2】観光消費拡大の取組みについて
【3】高齢者の就労支援について
【4】シルバーベンチャーの創出促進について
そのうち「セレクト神奈川100」について詳しくお伝えします
神奈川が持つ道路・交通網の整備は、さがみ縦貫道路の全面開通に続き、今後、新東名高速道路の開通などが予定されています。また、24時間国際空港化により利便性が高まる羽田空港とも近接し、横浜港・川崎港の活発な国際貿易など、東京はもとより、中部圏、関西圏、そして全国へと郡を抜くアクセスを誇ります。
そして神奈川県は「さがみロボット産業特区」と「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」の2つの総合特区指定の受ける地域があり、更には、平成26年5月、神奈川県全域が「東京圏国家戦略特別区域」に指定がされました。この3つの特区で地域経済のエンジンを回し全県で超高齢化における課題に挑戦し、健康寿命日本一と新たな市場・産業の創出を目指しています。
このことから、多くの企業を県外・国外から誘致することは、雇用の増加や税収の確保の観点から、県内経済の活性化につながる大変重要な取組みであります。本年4月から開始された、この「セレクト神奈川100」は、これまでの企業誘致施策「インベスト神奈川2ndステップ・プラス」と比較して、支援対象とする産業分野や業種などが拡大され、新たな補助制度の創出など経済的インセンティブの面でも拡充が図られ、最大10億円の補助金や税制措置、低金利融資などといった、企業にとって魅力的な支援制度となっています。
本年度スタートしたばかりのこの「セレクト神奈川100」を、県外・国外の企業に十分に周知・PRをしていくとともに、企業誘致に取組む市町村の声を聞き一丸となって、より一層の連携を深めながら力強く進めていっていただくよう要望しました。
また、企業誘致は様々な大きな効果を生む重要な取組みであることは十分に承知をするところでありますが、そのことと同時に、既存の県内企業に対しても、「外に出さない」(県外転出)ということについても確りとした対策を講じていただき、また県内既存企業の廃業・倒産というものを1件でも減らしていけるような取組みなどについて言及しました。この「セレクト神奈川100」については確りと注視してまいりたいと思います。
●「セレクト神奈川100」とは 多くの県外・国外の企業に神奈川を「選択」していただき、様々な支援を通じて、平成27〜30年度の4年間で「100件」の企業誘致を目標とする、県企業誘致推進方策の愛称。
次回は平成28年第2回定例会(9/8〜12/20の104日間)です。終了後にご報告させていだきます。
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