茅ヶ崎・寒川の少年野球20チームで争われた「平成28年度茅ヶ崎市スポーツ少年団種目別交流野球大会野球の部１部」で、寒川町の一之宮ストロングスが優勝。昨年の同大会も制しており、見事な連覇達成となった。
大会は９月３日に火ぶたを切り、９月中には決勝戦を行う予定だったが、折からの悪天候続きで日程が大混乱。決勝戦で今宿少年野球部を６―３で下したのは、11月６日のことだった。安波昭監督は「雨で試合が順延となる中で、子どもたちが寒川町の代表という意識を強く持ち続けてくれ、成長が大きく感じられた大会でした」と振り返る。
監督の子息で主戦の安波暖人主将は、少ない失点で試合をつくり、エースの役割を全う。「チームの気持ちが引き締まって、いままでで一番いい大会だった」と話す。
チームは春先から苦戦を続けていたが、安波監督はあの手この手で浮上策を打ち、その一つが試合前の「儀式」という30秒目を閉じる時間だった。これを始めてから好調に転じ、６年生が４人という少ない構成ながら、今大会で今年初の優勝を手繰り寄せた。「他チームと能力的な差はあまりありませんでしたが、最高の結果が出ました」と監督も嬉しかったようだ。
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