内閣府沖縄振興局の資料によると、6月23日は沖縄戦の組織的戦闘が終結した日とされている。寒川町田端の墓地に、太平洋戦争の末期、神風特攻隊に志願し、沖縄の海上で命を落とした旧海軍大尉・佐藤光男さんの墓がある。
古老の話によると、佐藤さんは沖縄に征くに先立ち飛行して、寒川の上空に至るや二度三度旋回して故郷に別れを告げ、田端の村民はこぞって空を見上げて手を振り、武勇を祈り、別れを惜しんだという。
墓誌には次のように記されている。
「光男は大正十一年二月四日信(しん)の長男に生れ専修大学に学ぶ偶大東亜戦争に際曾学徒動員に應じ海軍航空隊に入る戦局急迫敵我本土に迫るや神風特別攻撃隊第四昭和隊に属し昭和二十年四月十六日沖縄南東海上敵機動部隊に愛機と共に突入戦死す時の連合艦隊司令長官偉功を稱え感状を発し布告す」
※この記事は、ご遺族関係者の了承のもと取材され、配信されたものを掲載しました。墓地にはむやみに立ち入らないでください。この記録は、寒川文書館に保存される予定になっています。 編集室
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