小田急電鉄(株)が、海老名駅隣接地(めぐみ町)に同社初の試みとなる「ロマンスカーミュージアム」を2021年春に開業すると発表した。歴代車両の展示を行って後世にその歴史を伝えていくとともに、屋外ビュースポットやカフェなどを設けて多世代が楽しめる施設を目指す。
小田急電鉄(株)では、以前から車両を一般公開していくことを念頭に置き、車庫に車両を保存し続けてきた。この構想を実現させようと2021年春に誕生するのが「ロマンスカーミュージアム」だ。
この施設は敷地面積約4000平方メートル、地上2階建。「”子ども”も”大人”も楽しめる鉄道ミュージアム」をコンセプトに、1階には歴史を彩ってきた車両の展示、2階は小田急沿線の風景を模したジオラマや電車運転シミュレーター、鉄道ファンでなくても楽しめるカフェやグッズショップ、子どもが遊べるキッズゾーンを設けるほか、屋上には小田急線を走行する列車を眺められる屋外ビュースポットが設置される予定となっている。
中でも目玉は、現在では使用されていない歴代の特急ロマンスカーと、開業当初から通勤車両として使われてきた「モハ1」の展示だ。特急ロマンスカーはSE(3000形)・NSE(3100形)・LSE(7000形)・HiSE(10000形)・RSE(20000形)の5種類が展示され、小田急線の歴史を後世に残す展示内容となる。
開業予定地は、開発が進むビナガーデンズや海老名電車基地に隣接するエリア。新たなまちのシンボルとして、更なる賑わい創出が期待される。
同社のCSR・広報部は「電車好きな方はもちろん、幅広い年齢層の方に来ていただいてファンを増やせたら」と話している。
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