国際ソロプチミスト寒川(SI寒川)が3月19日の定例会で、女性の教育などを支援するクラブ賞「夢を生きる賞」(賞金3万円)を町内在住の久野陽子さんに贈った。
貧困や、離婚、配偶者の死など、人生の試練に遭遇しながらも、それを乗り越え、新たな人生を切り開こうとする女性に贈る賞で、SI寒川では、今回初めての試み。
久野さんは42歳の時に難病・多発性硬化症を患い、後遺症として視覚障害を負った。塞ぎこむ日々が続いたが、3年前に県のスポーツ指導員と出会ったことをきっかけにグランドソフトボールやフライングディスクなど様々なスポーツに挑戦するようになったという。
2017年には「全国障害者スポーツ大会」にも出場し、ソフトボール投げの競技で銀メダルを獲得した。障害に負けずに、スポーツに打ち込む姿に感銘を受けたSI寒川のメンバーが賞に推薦し、今回の受賞に至った。
久野さんは「まわりの人たちの応援でスポーツを楽しむことができる。雇用などの問題はまだまだあるが、視覚障害があってもより住みやすい町になっていってほしい」と思いを語った。
寒川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|