夏真っ盛り、宮山の町営プールには今年もセミの鳴き声だけが響いている。プールが壊れて約6年。一部は廃墟のようだが、県は令和3年夏のリニューアルオープンを目指し、実施設計を進めている。
現存の町営プールは35年ほど前に建設され、ウォータースライダーや屋内プールも楽しめるとあって年間約2万人が来場。水道記念館や寒川神社といった観光スポットも隣接している。
10年前に室内プールの天井が損傷して閉じて以来、外の50mプールも6年前の夏に底が隆起するように破損して以来休止したままで、原因は今も不明という。
一方で隣の水道記念館前の池や清流は連日町内外からの来場者で賑わい、親子連れからは「再開が待ち遠しい」「存在を忘れかけていた」の声も。町は町営プールの代わりに例年小学校のプールを開放している(日程は町広報7月号に記載)。
県は町の要望をうけ、再整備を決定。今年度内には設計を終えて工事も発注する方針だ。50mプールは25mプールに縮小して整備するほか、管理棟とウォータースライダーは改修して使用を続ける計画。室内プールは現在、BMX(自転車)の施設として活用されているが、年度末に閉鎖され、取り壊す予定。2カ年の工事費は約4億8千万円ほどになりそうだ。
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