意見広告・議会報告
県政報告㉚ 台風被災者、迅速支援へ 神奈川県議会議員 山 本 哲
補正予算を可決し県独自で支援金支給
台風19号の到来は城山ダムの緊急放流も含め、寒川町民をはじめ相模川流域の人々に大変な不安を与えました。町内では河川の氾濫や堤防の決壊等の甚大な被害には至らなかったものの、県内では死者、行方不明者、重軽傷者等の人的被害が発生しています。
県議会の9月6日〜10月16日の定例会では台風19号に先立つ15号の被害に早急に対応するため、約36億円の補正予算を可決しました。県独自で家が全壊・大規模半壊した世帯への支援金を支給し、建物や設備が被災した中小企業、農家の皆さんに復旧に必要な経費を補助するためです。これらに加え県緑地での倒木、落石、土砂流出等に対する応急復旧10カ所、本格復旧に向けた設計など9カ所、被災した農業用水路の速やかな機能回復と安全確保を図る復旧工事も計上されました。
近年の自然災害は気候の変化もあってか、雨・風ともに想像をはるかに超えています。台風は人や建物だけでなく、農業用ハウスなどの施設や作物に被害を出しており、この寒川町も他人事ではありません。何時起きても不思議ではなく、日頃の備えや危機管理意識、今以上に早め早めの行動が求められます。今回の災害について多くのご意見を聞く中で、行政と地域住民との間には感覚の差があるように思えます。両者をいかに繋ぐか。まずは県議会を通じ、甚大な被害に対して迅速な対応が図られるよう、求めてまいります。
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