寒川ネコの会が、11月24日に寒川中央公園で開かれる動物フェスティバルの譲渡会に参加する。発足からの4年で、里親が見つかった猫は累計230匹。不妊去勢手術の数は360匹を超えている。発足のきっかけは一之宮公園。増える猫を何とかしようと、散歩仲間の町民同士が役場と相談しながら発足させた。
活動の一翼は猫を捕獲し、手術を受けさせ、元の場所に戻すこと(TNRとも呼ばれる)。そして里親へのバトンタッチだ。捕獲前にはビラを貼って周知したり、場合によっては付近の人に目的を説明することもある。かつて35匹に増えた公園周辺では、ゴミが荒らされる事も減った。
町内には「うちは自由」「トイレは外ですればいい」と放し飼いにする人がいる。高齢の飼い主が入院したり亡くなり、猫だけ残されたケースも。「可愛がるなら手術をしてあげて。生涯飼育して猫を看取れるようでなければ」。そう語るメンバーが、最も怒りを滲ませるのは河原などに動物を捨てる人間だ。
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