寒川総合図書館から生まれた「十進王国」のキャラクターが、県外からもオファーが来るほどの人気ぶりだ。
ユニークなキャラクターは全部で13人。書籍のジャンル分けに使われる「日本十進分類法」に親しんでもらい、本を探してもらおうと図書館の職員3人で考えた。たとえば「2」の歴史・地理は、昔の事を調べるのが好きな「ニモン」。十進法王は乳母が作る羊羹が好きで朝が弱いなど、1体ごとに設定が深い。プロの作品にも見えるイラストを手掛けたのは、吉村美香さん。もともと色鉛筆で描く事が得意で、キャラは「ワード」ソフトの図形ツールを組み合わせて作ったという。
デビューから2カ月後にキャラクターの総選挙を開催したところ、来館者ら400人が参加するなど、手ごたえも。11月には全国各地の図書館がポスターなどを展示する第21回図書館総合展(パシフィコ横浜)に王国の紹介ポスターを出品。多くの来場者が足をとめ最優秀賞に選ばれたほか、キャラクターグランプリで王様が2位に輝いた。今では旭が丘中や南小の図書室でも活躍する十進王国キャラたち。嶋田章館長は「さらに普及させたい」と話している。
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