町民センターで2月15日に「音響通信」とドローンを組み合わせた避難体験が行われた。音波(ノイズ)を信号として使い、情報を伝える(株)リコーの技術で、県が採択したモデル事業に寒川町が加わった。
町は停電などで防災行政無線などがダウンした際の情報通信や、観光イベントでの活用も視野に実験に参画。ドローンと音響通信を使った避難誘導は「世界初」という。
今回は大型台風の上陸を想定し、自治会関係者などが参加。ホールの舞台上に浮かんだドローンから「ジ・ジ・ジ」と音が響くと、専用のアプリを入れた携帯電話に避難先や経路マップが表れた。昨年の台風で避難所に身を寄せた一之宮の剱持勝夫さん(79)は「分かりやすい」。宮山に住む前田新一さん(69)は「画面の文字が小さいので、音声の読み上げがあったら良いかも」。
音響通信は拡声器や消防車などからも発信できる。ドローンはGPSを活用して自動で動かすことも可能という。
寒川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|