ウェブ会議アプリ「ZOOM」を使った無料の講座が、寒川町岡田の民家から配信されている。
講師はNPO法人マイスターネットの志柿俊朗さん(63)。小学生向けの算数の授業は自宅のテーブルが教壇がわり。カメラつきのパソコンに「この大きな数字を読んでみよう、聞こえますか」と呼びかけると、画面に子どもや保護者が代わるがわる表示され、まさに教室の雰囲気だ。
授業が始まったのは4月下旬から。長引く小中学校の休みをうけ「民間でもできる事がある」と仲間の橋本壽之さん(79・岡田)とともに同NPOの事業として企画。スマホなどでも使えるZOOMを導入した。
志柿さんは公立小学校で教えた経験があり、小学4年生の国語と算数の授業を週2回開いている。SNS上で開講を投稿したところ、わずか1時間で定員に達した。「小中学校が始まった後も継続したい。コロナが終息した後も必要なインフラだと思う。講師も増やせたら」と志柿さん。今後、小学3年生の講座も開く予定という。
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