意見広告・議会報告
県政報告㊲ 中小企業への支援、速やかに 神奈川県議会議員 山 本 哲
新型コロナ感染症対策費として総額 約1824億円を含む、令和2年度9月補正予算案が提出され、10月6日に開会された予算委員会で質疑を行いました。提出された補正予算のコロナ対策は、【1】医療提供体制の維持と感染拡大防止対策1379億円【2】福祉サービスの提供体制の維持40億円 【3】医療の担い手支援110億円【4】県内経済の回復に向けた支援198億円【5】生活支援90億円【6】その他5億円。現在も新型コロナウイルス感染症の影響で、依然景気は厳しい状況にありますが、一部で持ち直しの動きが見られつつも引き続き感染予防対策を講じつつ、社会経済活動を段階的に引き上げていくことが求められています。私からは、「県内経済の回復に向けた支援」について質疑を行いました。そのうちの約71億円が計上された「中小企業・小規模企業再起促進事業費補助金」増額事業についてご紹介いたします。
約71億円規模
この補助金は、事業者の感染拡大防止対策や新たな事業展開を後押しし、中小企業者等における事業活動の継続を支援するため、感染拡大防止対策や、デリバリーやネット販売、生産性の向上等に対して補助するものです。計上額約71億円のうち、約56億円は6月30日で公募は終了しており、これまでの申請件数は、感染症拡大防止事業等は約3千件を超え、金額にして約20億円。ITサービス導入事業は350件超で金額は約2億円。生産設備導入については約400件弱で金額として約5億円。ビジネスモデル転換事業は200件超で金額は約53億円です。今回の募集は残る約15億円の増額募集になります。引き続き中小企業・小規模事業者の皆さまが事業を継続し、この制度を知って頂きご活用頂けるよう、これまで商工会などの支援機関や、県のたよりなどで周知してきました。今後は感染防止取組書に登録している事業者の皆さまに対して、分かりやすい動画の配信も利用しながら周知を図るとしています。実際にこれまで、膨大な申請の受付や、その審査と審査結果の通知について混乱等が生じていることを踏まえ、それらの解消と速やかな対応、より効果的な周知等を求めてまいりました。
11月25日より定例会の下期がスタート致しました。第2波の収束を見ないまま第3波を迎え、幅広い世代へと感染が広がり、見えない感染源に重症患者の増加など、医療体制のひっ迫が憂慮されています。
3密を避けマスクの着用にこまめな手洗いなど、これまでの日常に戻れるよう、先ずは一人ひとりが感染防止に取り組んでいきましょう。
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