町が小中学校の将来的な規模や配置などを示した「適正化等基本方針」の素案を明らかにした。小中学校の子どもの数は今後20年程度で750人減ると推計され、クラス数減少や校舎の老朽化も課題になっている。町は8小中校から6校へ再編する方針を示している。
素案によると、小学校の規模は子どもが幅広い人間関係の中で成長できるよう、クラス替えができる各学年2学級以上とした。中学校も同様にクラス替えができる各学年3学級以上とし、1人の教員が複数の教科を受け持つなど、免許外指導が生じないようにする。
また学校の形について、小中一貫教育や少人数教育を含む選択肢を示している。配置は小学校は通学が片道おおむね2Km以内、中学校は3Km以内が目安で、いずれも国基準の半分。安全のため、自転車ではなく徒歩通学とする。
地域懇談会3月に開催
町では「適正化」についての地域懇談会を3月に開く予定だったが、新型コロナのまん延防止のため形式を再考中。決定次第、町ホームページや学校経由などで広報される予定。その後3月21日から4月20日までパブリックコメントを実施するなどして6月に基本方針を固め、再編への取り組みをさらに具体化した「計画」(令和5年)づくりにつなげる。
寒川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|