旧目久尻川ふるさと緑道(宮山)付近で、3月5日にホタルの幼虫が放流された。主催のさむかわエコネットは毎年の放流に加え、生育の妨げになる落ち葉などを清掃。竹炭を沈め水質浄化も図っている。昨年は600匹ほどを放ち、約40匹が飛んだ夜もあった。
今季はメンバーが自宅で約1200匹の幼虫を育てた。昨年6月の羽化後に卵を確保し、ふ化させたものだ。町内の用水路では幼虫の餌になるカワニナ(巻貝)が多く獲れるが、ホタル自体は農薬が増えた影響で見られなくなっている。
幼虫の世話で難しいのは夏の温度管理。自然の水路とは異なり、容器で育てる必要がある。専用の扇風機をあてるなど苦労を重ねた。今回放流した分は早ければ今年5月下旬に飛び始める。例年の傾向から、一晩に100ほどの光が見られる可能性もあるという。
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