寒川町と茅ヶ崎市の消防が、4月1日に統合され、広域化した。寒川町消防本部は茅ヶ崎市消防署寒川分署となり、分署長2人体制に。建物や消防車両の名前も変わった。
行政の垣根こえ、初動より早く
広域化計画によると、今後町内に新しい出張所を1カ所設置し、今日から寒川分署となった建物も将来的に「適正な位置」に移す構想がある。
2016年、寒川町と茅ヶ崎市は119番通報の受付を共同運用するようになり、この頃から広域化が検討され、3年前に協定を結んだ。
両市町では将来的に高齢化が進み、救急出動が増えることが見込まれている。これまで寒川町消防では他市町との相互応援の仕組みがあったが、寒川茅ヶ崎が一体化することで、行政の垣根がなくなり、より早く火災や救急現場に駆けつけられるようになる。
また寒川にはなかったはしご車や水難救助工作車、毒ガス対応を想定した機材を積んだ特殊災害対応車などの車両が加わることになる。救急車は2隊から9隊となったため、同時に複数の119番が寄せられても以前より迅速に対応できるようになった。
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