公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟の会長に就任した 青田 正順さん 一之宮在住 65歳
競技団体の価値、高めたい
○…日本ボディビル・フィットネス連盟の会長にこの5月、就任した。全国規模の大会を運営したり、国際会議への出席、JOCや各スポーツ協会の評議員となり、他団体との連携に努める。選手登録や指導者の育成も大切な仕事だ。会長就任する以前は、神奈川県ボディビル・フィットネス連盟の理事長として約20年、第一線で手腕を発揮してきた。現在、登録選手は全国で約6000人、トレーニングに励んでいる人は4万人に上るという。「競技団体の価値を高めることが仕事。安全な大会運営の方法など、発信していきたい」と話す。
○…東京大田区で生まれ育つ。絵を描くことが好きだった少年は、中学・高校では柔道で汗を流し、「どうせスポーツをするなら1番になれるものをやりたい」と、大学でボディビル部に入部。ボディビルの学生大会で関東6位に入賞し、さらにパワーリフティング大会では関東優勝に輝いた。「もっと上を目指したい」と、卒業後は父が寒川で経営していた家業を手伝いながら、さらにトレーニングに励んだ。そして1988年の全日本パワーリフティング大会で優勝。アジア大会でも優勝を勝ち取った。同じ頃、自身のジム「スポーツマインド寒川」を立ち上げ、多くの人材の指導をしてきた。寒川町パワーリフティング協会を作ったり、寒川総合スポーツクラブを設立したりと、町との関係も深い。「70歳までは指導者として現役でやりつもり」と頬を上げる。
○…ここ10年でジムが増えたこともあり、「レベルが上がってきた」と感じている。だからこそ50代以上のマスターズの部にも力を入れる。「何歳からでもトレーニングはできる。体つきはどんどん変わってくる。自信もつくしね」