意見広告・議会報告
県政報告 47 スポーツで地域振興 神奈川県議会議員 山 本 哲
私が所属いたします、神奈川県議会 国際文化観光・スポーツ常任委員会では、長崎県で取組むスポーツコミッションについて調査を行いました。長崎県は平成26年に国民体育大会や全国障がい者スポーツ大会が開催されたことで、県民のスポーツへの関心が高まり、「スポーツで長崎を盛り上げていく」好機と捉えて、国内外からスポーツ大会やスポーツ合宿等を積極的に誘致し、長崎県内の活性化に繋げるとして、誘致活動や相談対応、情報発信等に係るワンストップ窓口組織として「長崎県スポーツコミッション」を平成28年に設立しています。会員には県内22の自治体と観光関係団体が13、郡市体育・スポーツ協会16団体をはじめ97の団体で組織されています。合宿受入れ実績として、国外からのナショナルチームをはじめ、国内企業スポーツチーム、大学運動部等があります。こうした取組みを通じて地域振興を図り、課題の解決へと繋げ、地域を活性化させる展開が全国で進められ始めています。
神奈川県にはスポーツコミッションという組織はありませんが、2019年ラクビーワールドカップが横浜で開催され、2021年の東京オリンピック・パラリンピックではセーリング競技を始め野球やソフトボール、サッカー等が神奈川でも開催され、また、新たに競技に加わったスケートボードやBMX等のアーバンスポーツが注目を集めるなど、スポーツへの関心が高まっています。
神奈川は、海や川、山に湖と自然環境が豊富なうえ、野球やサッカー、バスケットボール等といったプロチームが多く存在するのが特徴のひとつです。こうしたプロスポーツチームとの連携や地域スポーツ競技団体や観光関係団体に企業、県内自治体とが連携して、スポーツと観光、文化等の資源を発掘し磨き上げ、融合させた「スポーツツーリズム」が人々の交流を活発化させ、地域振興へと繋げることが可能と考えます。
現在、寒川町内では神奈川県が進める「さがみグリーンライン自転車道整備事業」として、着々と工事が進められています。「さがみグリーンライン自転車道」は、厚木市関口から座架依橋を渡り平塚の千石河岸までの相模川沿い、延長約21Kmに渡る自転車歩行者専用道路です。お天気の良い日には、さがみグリーンラインから望む相模川やスポーツグラウンドの背景に映る、富士山や大山・丹沢山系を見渡すなど風光明媚。本事業によって、さがみグリーンライン沿川地域による連携や関係・交流人口の創出などが期待できます。
引続き様々な媒体を通して議会活動等の見える化に努めて参ります。
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