意見広告・議会報告
県政報告 49 小出川遊水地に着手 神奈川県議会議員 山 本 哲
小出川の堤防や河川敷は、散策や自然観察など様々なレクリエーション活動に利用され、地域の皆様に大変親しまれています。しかし、ふだん穏やかな小出川も大雨等によって浸水被害をもたらすことがあり、ここ近年の雨の降り方を見ていると、いつ大規模な浸水被害が発生してもおかしくありません。
初当選以来、これまで県議会定例会の一般質問等において度々取上げ、河川整備の必要性と着実な事業の推進を訴えてまいりました。これまで下流域の茅ヶ崎市域より川幅を広げる護岸整備が進められてきましたが、ここ数年では寒川町域の大曲地区や中瀬地区と整備が進み、現在では岡田地区に着手するまでになりました。
遊水地の整備
そして、小出川流域の浸水被害を更に軽減させるため、茅ヶ崎市行谷地区で新たな遊水地の整備計画を進め、令和3年度より用地取得に着手。今年度からまとまった用地が確保できた箇所より掘削工事が行われるまでになりました。
整備される遊水地は面積約5・5ha、貯留量は約9万㎥、洪水調節量20㎥/sの規模となります。遊水地が整備されることにより、大雨等によって起こる洪水を遊水地の中に一時的に貯めることで、下流に洪水が一気に流れ出すことを防ぎます。
県では引続き、国の国土強靭化予算を最大限に活用して整備を加速化させ、早期供用に向けて精力的に取組むとしています。また、河川に生い茂った樹木等の伐採や、川底に堆積した土砂の撤去等の維持管理についても引続き強力に求めて参ります。
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