寒川町出身で東京五輪に出場した自転車BMXの畠山紗英選手(24)が、7月2日に大阪府で開催された「第40回全日本自転車競技選手権BMXレーシング」の女子エリートに出場し、初優勝を飾った。さらに、16日にフィリピンで行われた「アジアBMX選手権大会」でも優勝し、日本は2024年パリ五輪の出場枠を獲得した。
19歳以上のプロ選手で競われるエリートクラス。全日本選手権は「コース上で抜かすことが難しいレイアウトだった」と言い、畠山選手は「スタートで前に出ることを意識した」。上手くスタートダッシュできたことが勝因と振り返り、「エリートになってから初めての優勝だったので、とても嬉しかった。日本を背負って海外でも自信を持って戦っていきたい」とコメントした。
アジアチャンピオンに
全日本終了後、次の目標を「アジア選手権大会での優勝」に定めていた畠山選手。宣言通り、約半月後のアジア選手権で優勝し、アジアチャンピオンとなった。
同大会は、2024年パリ五輪の国別出場枠獲得に向け、重要な位置にあった。各大陸選手権の上位1カ国が国別出場枠を1枠獲得できるため、畠山選手を含む日本チームは「アジア選手権で優勝し、枠を確保すること」を目標にしてきた。
今後も国内での代表選手選考は続き、来年6月頃にパリ五輪日本代表内定選手が発表される予定。
地元支援「心強い」
ウエインズトヨタ神奈川=横浜市中区=が6月30日、畠山選手とメインパートナー契約を締結した。同社で行われた記者会見で、印出和憲副社長は地元の応援という思いと合わせ「まだメジャーではない競技を支援することで、社内にも新たなことに取り組む姿勢を示せれば」と契約に至った経緯を説明。現在は、フランスを拠点にパリ五輪代表の出場枠とメダル獲得を目指している畠山選手。「地元企業や地元の皆さんからの支援や応援は心強い。良い結果を報告できるように頑張りますので、一緒に闘っていけたら」と話した。
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