各地には、自然災害伝承碑と呼ばれる遺構が数々残っている。国土交通省国土地理院のサイトでも一部が公開されており、地図に遺る場所を落とし込んだものを見られるだけでなく、碑名や災害名・種別、伝承内容などの詳細情報についても書かれている。
旧相模川橋脚
関東大震災と翌年1月の余震によって、水田が液状化し橋杭が出現した全国的にもまれな遺跡。
当時の歴史学者によって、鎌倉時代の建久9(1198)年に源頼朝の重臣・稲毛重成が亡き妻のために架けた橋の橋脚と考証され、大正15(1926)年に国の史跡に指定された。
また、地震による液状化現象の痕跡や、関東大震災の地震状況を残す遺産としても評価され、2013年には史跡指定に加えて国の天然記念物としての指定を受けている。茅ヶ崎市下町屋1丁目
寒川神社 一ノ鳥居
高さ一丈一尺(約3.3m)、柱間一丈(約3m)ある、寒川神社の一ノ鳥居。安政2(1855)年の江戸大地震と、大正12年の関東大震災の2度にわたり倒壊したもの。当時をしのび、設置されている。寒川町宮山
小和田熊野神社の大震災碑
トップ記事で紹介した教訓のほか、「翌年1月15日の丹沢地震に屈することなく復興をはたした」とも書かれている。茅ヶ崎市小和田2丁目
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