田端出身の栗原智美さん(55・茅ヶ崎市在住)が、美しくしなやかな体を作り上げるボディビル競技「女子フィジーク」で活躍している。7月に出場した「第40回 関東女子フィジーク選手権大会」では、見事初優勝を飾った。9月3日には、「出られるだけで名誉」とも言われる国内最高峰の大会の一つ「第27回日本クラス別女子フィジーク選手権大会」に出場し、鍛え抜いた筋肉美を披露した。
通常、フィジークでは身長別で競われるが、同関東大会では身長制限なく、各カテゴリーの上位入賞者たち16人で競われた。予選を勝ち抜き6人での決勝戦。栗原さんは、大ファンだというフォークデュオ「ゆず」の曲「with you」を流しながら1分間のパフォーマンスを魅せた。ポーズを取るたび観客から「キレてる」「デカい」などの声援が飛び交った。「練習通りにできた」と振り返るが、「良い仕上がりの選手もいて正直自信はなかった」と言う。
結果発表は、6人が並んでポーズを取る中、ステージ上で行われた。最後に栗原さんの名前が響き渡った。その瞬間、「信じられなくて無だった」と笑う。後から友人たちに祝福され、「やっと実感できた」。
これまで関東の出場経験はあったものの、最高順位は準優勝だった。今回優勝したが、「もっと体を調整し、筋肉美を追求したい」と貪欲に上を目指している。
全国大会は選ばれし者
9月3日に京都で開催された「第27回日本クラス別女子フィジーク選手権大会」は、過去5年以内の日本女子フィジーク選手権大会で12位以内などの実績を持つ者だけが出場できる大会。栗原さんは158cm以下級に出場し筋肉美を披露した。入賞は逃したが、「出場するごとに筋肉の出し方に学びがある。苦手な背中を克服し、全国レベルの大会で決勝に残りたい」とトレーニングに励んでいる。
栗原さんがボディビルに出合ったのは23歳の時。ダイエット目的で自宅近くのスポーツジム「スポーツマインド寒川」に入会し、体づくりに励んできた。入会3カ月後に県大会に出場し、いきなり優勝という快挙を果たしたことも。
子育てで一時は筋トレから離れたものの、三女が高校生になった49歳から再び筋トレを開始。同ジムに今も通い、己の体と向き合っている。
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