意見広告・議会報告
県政報告 52 小出川遊水地 令和12年度の完成目指す 神奈川県議会議員 山 本 哲
小出川の堤防や河川敷は、散策や自然観察など様々なレクリエーション活動等に利用され、地域の方々に大変親しまれています。今年も小出川彼岸花まつりが開催され、藤沢市の遠藤地区から寒川町の大蔵地区までの約3Kmを帯状に赤く染めた彼岸花が、訪れた人々の目を楽しませ、心を和ませてくれています。
しかし、近年全国各地でもたらされる台風や前線に伴う大雨により、河川が氾濫するなどの大規模な浸水被害が発生しています。これまで小出川でも、ひと度大雨に見舞われると川が増水し、住宅地が浸水するなどの被害が度々発生していることから、私は、県議会本会議の一般質問で度々取上げ、川幅を広げる護岸の整備とともに、早期の遊水地の整備を強く訴えてきました。県は、遊水地の候補地として、茅ヶ崎市行谷地区を選定し地元調整を行い、令和3年度より用地の取得に取り組んできています。
【約8割を取得】
現在、小出川遊水地を水防災戦略に位置づけ、国の国土強靭化予算を最大限に活用しながら集中的に整備を進め、これまでに事業に必要な約5haの用地のうち、約8割の取得が完了しました。
また、工事については令和4年度より用地を取得できた箇所より掘削工事に着手しています。今後は周辺地域の地下水の状況を調査し、その状況を監視しながら本格的に地盤を掘り下げる工事を進めるとしています。
更に、これと並行して、遊水地を囲む堤防の築造工事や、貯留した水を排水するための施設などの工事を進め、令和12年度の完成を目指す。と、令和5年9月25日の本会議一般質問で、県土整備局長より答弁がされました。小出川遊水地の貯留量は約9万㎥、洪水調節量は20㎥/sの規模。
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