弓道競技の最高峰に位置づけられる「皇后盃 第56回全日本女子弓道選手権大会」が9月30日、全日本弓道連盟中央道場(東京都)で行われ、寒川町弓道協会副会長の三澤京子さん(67・岡田)が準優勝した。
県予選、各ブロック大会を突破した名手47人と、前回大会優勝者、最高得点者を加えた計49人で競われた全日本大会。三澤さんは、昨年の同大会覇者で、「前大会の優勝者として恥ずかしい姿を見せられない」と、日々、心身の鍛錬に励んできたという。
予選では、「良い緊張感」の中、4射中4射を的中させ決勝へ。10人が進んだ決勝では、10射中7射を的中させ、この時点で優勝は逃したものの、三澤さんを含む2位から5位までの射手が同得点に。順位を決める「遠近競射」で三澤さんは4人の中で1番的の中央に近い位置に矢を放ち、準優勝が決まった。
「弓道の相手は人ではなく、自分自身」と三澤さん。心の乱れが表れるといい、「注目される緊張感や決勝に進めた安堵感など心のざわつきが出てしまった」と振り返る。「弓道の奥深さを改めて実感しました。今後も鍛錬に励みたい」と話した。
現在は県弓道連盟と町弓道協会の副会長を務めている。「後進の育成や弓道の発展に、微力ながら貢献していきたい」と笑顔を見せた。
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