寒川町は、人と動物が安心して生活できる地域づくりと、飼い主のいない猫が一代限りの幸せな生涯を過ごせることを目指し、猫の不妊・去勢手術費用の補助などの寄付を募るクラウドファンディングを11月1日から開始した。受付期間は来年1月31日までで、目標額は100万円。11月13日現在で支援者は7人、8万8000円の寄付が集まっている。
寒川町では、2018年から「寒川キャットプロジェクト」を立ち上げ、町登録ボランティア団体「寒川ねこ倶楽部」と連携してTNR活動などに取り組んできた。
TNR活動とは、Trap、Neuter、Returnの頭文字を取ったもので、野良猫を捕獲し、不妊・去勢手術を受けさせ、元の場所に戻すことを言う。
また、野良猫および飼い猫の不妊・去勢手術費の一部を補助する寒川町猫の不妊・去勢手術費助成事業を行っており、過去3年間で合計273匹分を助成してきた。
猫は年に2〜3回、1回に4〜6匹の子猫を生むと言われており、生まれた子猫も生後半年で出産するようになる。不妊・去勢手術をしていないと猫は増加するばかりで、糞尿や鳴き声などのトラブルに発展するケースも少なくないとされる。また、同倶楽部の藤澤代表によると、「増えすぎてしまった猫が虐待された姿も見てきた」という。
寄付金は、同手術やTNR活動、野良猫の保護活動に必要な経費の補助などにあてられる。
町では、「飼い主のいない猫が幸せな生涯を送れるように、ぜひご協力をお願いします」とコメントしている。
クラウドファンディングの詳細は、以下の二次元コードより確認を。
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