「ワールドスケートボードストリート世界選手権2023東京」の決勝戦が昨年12月17日に有明コロシアムで開催され、東京五輪代表で寒川町在住の白井空良選手(22)=ムラサキスポーツ、博報堂DYスポーツマーケティング=が同選手権で初の金メダルを獲得した。白井選手は、2日後の19日に木村俊雄寒川町長を表敬訪問し、優勝の報告をするとともに今年開催されるパリ五輪出場へ向けて意欲を示した。
同選手権は、パリ五輪代表の選考基準となる世界ランキングのポイントが得られる国際大会の一つ。白井選手が出場したストリートは、45秒間コースを滑り何度も技を繰り出す「ラン」を2回、1回の技で勝負する「ベストトリック」を5回行い、それぞれの得点の高い3回の合計で競われる。白井選手は決勝でオリジナル技の「空良グラインド」などの大技を決めて、合計276・81で世界選手権初の金メダルを手にした。
会場には、仲間やスケートボーダーの子どもたちも応援に駆けつけていたといい、「うれしかったです」と笑顔に。「まずはパリ五輪内定を勝ち取り、五輪では自分のスケボーで勝ちます。これからも応援よろしくお願いします」とコメントした。
同選手権の結果、日本から最大3人が出場できるストリート男子のパリ五輪代表争いは、現在白井選手がトップ。
倉見で技術磨く
相模原市出身の白井さん。5歳頃からスケートボードを始め、これまでに国内外の大会で優勝を含めて数多くの上位入賞を果たしてきた。現在は寒川町に暮らし、自身が設計に携わったストリートスポーツ施設「THE PARK SAMUKAWA(倉見)」を拠点に活動している。
木村町長を表敬訪問した際に白井選手は、「THE PARK SAMUKAWAで練習したおかげで重要な技を成功できました」と報告。木村町長は「この町からストリートスポーツをどんどん広げていきたい。2024年はパリオリンピックもあるため、怪我に気を付けて引き続き頑張って下さい」と激励した。
![]() 表敬訪問では、木村町長(右)と手を合わせてハートマークを作った
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