新町議18人が決まる 史上最低投票率44・27%
任期満了にともなう寒川町議選は2月17日、投開票され、現職11人、前職1人、新人6人が当選を果たし、18人の新しい顔ぶれが揃った。当日の有権者数は3万8679人で、期日前投票とあわせた総投票数は1万7123票。投票率は44・27%で、前回の55・62%を11・35ポイント下回る過去最低となった。
戦前から無投票の可能性も叫ばれた中、迎えた告示当日。午前中から受付を済ませた候補者が選挙カーや自転車で町を巡り始めた。午後5時の締切までに定数を超えなければ、このまま無投票に――そんな空気が漂い始めた午後、ついに19人目の候補者が現れた。各陣営の拡声器から発せられる声も一段とトーンが上がった。声を張り上げ、政策を叫ぶ。しかし、寒空の下、町民の心を熱く動かすことはできなかった。残った結果は史上最低の投票率(男43・13%、女45・44%)。関心の低さは変わらなかった。
党派別に見ると公明・共産が各3、自民2、民主・みんな・社民各1、無所属7だった。トップ当選を果たしたのは無所属の佐藤一夫氏。藤沢喜代治氏は86歳で最年長当選、10期目は初。吉田悟朗氏は25歳で最年少当選を果たした。当選した18人は20日に行われた当選証書付与式に出席。2月28日(木)から始まる寒川町議会第2回定例会3月会議に臨む。
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