横浜F・マリノスのキーパー・杉本大地さん(寒川町出身・26歳)が、8月17日のセレッソ大阪戦からスタメンとして初登場し、これまでに4試合に出場している。
ボールを怖がらない少年
同チームに所属するキーパーは4人。それまで出場していたパク・イルギュ選手が負傷し、杉本さんが起用された。マリノスはリーグ3位で9月28日(土)にベガルタ仙台戦を控えている。
小さい頃の夢は「駆けっこで1番になること」。そこで興味を持ったのが、ひたすら走るサッカーだった。寒川SCの頃からキーパー一筋で当時指導していた柄澤博さん(62)の記憶は「飛んでくるボールをまったく恐れない子」。本人によると「空手もやっていて蹴りやボールにも慣れていました」。練習や試合の合間には母親が持たせてくれた「バクダンおにぎり」をほおばった。ハンドボールほどの大きさで、中身は焼肉がぎっしり。身長187cm・85kgの体格は「残すとひっぱたかれる」母親の料理の賜物だ。
小学4年生の時に親の転勤で浜松へ引越し、ヤマハジュビロ浜松、京都サンガF・C・U-18に入り、J2京都サンガから徳島ヴォルティスへ、そして2017年にマリノスに移籍。試合と練習の合間に寒川の実家に帰る事もあるという。
結果が求められるプロの世界で目指しているのは「自分のやるべき事をパーフェクトにやる事、つきつめる事。信頼を勝ち取らねば、結果もついてきませんから」。古巣・寒川FCの子どもたちには「いつか同じ寒川出身同士、Jのピッチに立てたら」とエールを送った。
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