「ゆるキャラグランプリ」がこの秋の開催をもって幕を閉じた。10年間の歴史を通じ、ご当地キャラの「くまモン」なども登場、地方にスポットが浴びるきっかけにもなった。地元・寒川出身のキャラの中で、かつて県内1位、全国で16位に輝いた大物がいるのをご存じだろうか。日本化工塗料(株)(一之宮)のトマックンだ。
同社の創立99周年の2016年に九十九神(つくも神)として妖怪化。その名は塗膜の性能を最大限(マックス)に引き上げる、が由来。同社ではトマックン付箋やバッグなどグッズ展開もしており、ゆるキャラパレードなどのイベントにも参加してきた。現在はフェイスブックを中心に精力的な発信を続ける。春の外出自粛期間中は窓から外を眺めたり、夏にはステイホームで冷酒を味わう姿も。日焼けサロンや車の運転の傍ら、読み手をいつの間にか塗膜の世界にいざなっている。高度な化学分野なのに、解説は分かりやすい。長年トマックンのマネージメントを担う同社の遠竹浩二さん=写真=は「今では自分の分身のようです」と目を細めていた。
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