寒川町倉見地区と、相模川をはさんだ平塚市大神地区で構想される「ツインシティ」。平塚側の中核となるイオンモールの商業施設が、来年春の開業に向けて着工した。
倉見と大神結ぶ道も予備設計中
新施設の規模は延床面積6・7万平方メートルで駐車場は3300台、「新しいライフスタイルやエクスペリエンス(体験)を発信する商業施設」としている。今後相模川にかかる橋や県道が開通すれば、倉見の生活圏に大型商業施設が加わる事になる。
新しい県道は平塚の国道129号から倉見の産業道路に接続する4車線で、平塚側には一部が姿を現し、工事車両が行き交っている。県は来年春までに開業するイオンの隣までを完成させ、その後相模川の橋方面の整備に入る方針。すでに交通量の推計や道路の予備設計などの作業に取り掛かっている。
新駅周辺、地域と対話重ねる
倉見地区では新幹線新駅の誘致を図っている。JRは「リニア開業後に新幹線ダイヤに余裕が生まれれば新駅設置の余地が高まる」とし、新駅周辺の町づくりに「助言を求められれば協力する」スタンスだ。一方でリニアは一部が未着工で、2027年の開業は遅れが確実視されている。新駅より新橋の完成が先という公算も大きい。町は新駅周辺の想定図なども示しながら地元との会議を重ねてきた。今年2月には他の新駅誘致例をもとに意見を交わす予定だったが、感染防止のため延期を余儀なくされた。
新駅誘致の費用は過去に250億円とも推計されたが、今は変動している可能性も。巨額を自治体等がどう分担するかという議論も控えている。
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