浄土宗寶積山行安寺(倉見1873)で10月10日(月)、住職就任式となる「晋山式」が行われる。同寺として80余年ぶり、町内でも20余年ぶりの稚児行列を伴う晋山式。金田隆敬住職=人物風土記で紹介=は、コロナ禍の2020年から同寺に従事しており、「やっと皆さまにご報告できます」と約2年越しの開催を喜んでいる。
晋山式とは、新しく住職となった僧侶が寺の本尊に報告するとともに、近隣寺院の僧侶や檀信徒に報告する儀式を言う。
行安寺では、総代家(ファミリーマート寒川倉見東店そば・下部地図参照)から稚児を伴う練り行列で寺へ向かい、代々伝わる衣や過去帳などが伝授され、金田住職の就任を報告する。
福岡から寒川へ
同寺では、先代の内田高信住職が2014年に逝去してから、兼任住職を選任して檀家の葬儀・法要全般にわたり対応してきた。同時に、住職不在を早期に解消しようと、関係各所と調整を進めてきた。そんな最中に推薦されたのが、金田さんだった。
金田さんは、福岡県遠賀郡芦屋町にある浄土宗大願寺の子息として誕生。これまで、実家にあたる大願寺で僧侶として従事してきたが、「行安寺の住職として適任」とされ、2020年4月に寒川へやってきた。
その後、約1年の雇用期間を経て、住職の認証を受けた。金田住職は、「コロナ禍の着任でした。まだお会いしたことのない方が大勢いらっしゃる。ご来寺の際にはぜひお声がけいただきたい」と話している。
晋山式は、檀家以外も見学可能となっている。
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