産前産後の母親や父親、赤ちゃんを地域へつなげる架け橋となり、子育てを支援する拠点「助産院mamana.house(倉見599の2)」。昨年4月に開業してから全国でも珍しい離乳食を無料で提供する「赤ちゃん食堂ままな」を実施しており、2月16日(木)には「蔵のカルビ(宮山120の5)」を会場に、飲食店を利用した初の「赤ちゃん食堂」を開く。
助産院の代表を務めるのは、自身も4人の子どもを育てる助産師の菊地愛美さん(35)。「子育ては一人ではできない」と感じてきた思いを形にし、「お産は扱わず、支援に特化した助産院」を開業した。
同院が提供する支援の一つ「赤ちゃん食堂ままな」は、全国的に普及する子ども食堂の赤ちゃん版。妊婦と離乳食完了までの赤ちゃんを対象に、離乳食の無料提供やベビー服などのリユース会等を行っている。企業や地域からのサポートを受け月に2回開催しているが、予約開始直後に満員になってしまうことがほとんどだという。
「もっとたくさんの方に来てもらうにはどうしたらいいか」と、赤ちゃん連れで出かけられる場所を菊地さんが探していたところ、「それならうちを使って」と場所の提供を申し出たのが、吉岡友美さん・さとみさん夫妻だった。
8人の子どもを育てる吉岡夫妻が経営する「蔵のカルビ」は、土足厳禁でキッズスペースやベビー用品もそろう「子連れに優しいお店」と知られている。さとみさんは「ゆっくりしていってほしい」と笑顔を見せた。
菊地さんは「みんな自分の感情と戦いながら育児している。悩みがあれば一歩踏み出して連絡してほしい」と話す。
赤ちゃん食堂の利用は400円で予約先着制。詳細や予約は、左記の二次元コードより確認を。
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