日本に生息する約130種類のサメ。そのうち68種が相模湾で確認されているってご存知―?
春の特別展「SHARKS”えのすい”のサメ展」が新江ノ島水族館(藤沢市)で始まった。5月28日(日)まで。
相模湾には北から冷たい親潮、南から暖かい黒潮、深海では深層水が流れ込み、多様な生物が集まる。「海の頂点捕食者」であるサメも同様で、最大で全長21mにも達する「ジンベエザメ」や吻先(ふんさき)が突出した頭の形から「悪魔のサメ」と呼ばれる「ミツクリザメ」なども確認例がある。
大水槽ではドチザメやドタブカなど相模湾の定置網にかかっていたサメが遊泳。春休みに合わせた「サメ旅行にでかけよう!」のコーナーでは「歩くサメ」ことオーストラリアのマモンツキテンジクザメや、スリランカのシマザメなどが鑑賞できる。タッチプールではネコザメの「サメ肌」を触る体験も。
館内では全長3m50cmで体をくねらせるホホジロザメのロボットや全長12mにも達したと言われ、絶滅したメガロドンの顎歯復元模型なども展示。パネルや標本、剥製なども交え、サメの生体を詳しく解説している。
同館初のサメ展を企画した加登岡大希さん(34)は「サメは1億5千年以上進化を必要としなかった完璧な生き物。『怖い』イメージではなく、神秘的な姿を見てもっと知りたいと思ってもらえれば」と話した。
詳細は同館ホームページで確認を。
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