被災地に「晩餐会」お届け 飲食店主が南三陸町で腕ふるう
平塚駅南口に店を構える飲食店主らが5日、被災者に味自慢の料理を振舞おうと、宮城県南三陸町にある避難所の歌津中学校で「晩餐会」をプレゼントした。
発起人となったのは、仏料理店マリー・ルイーズの尾鷲幸男さんと和食店いしけんの石川賢一さん。メゾン・ド・アッシュ×エムの相山洋明さんやバー・モノクロームの町田圭亮さん、寿司よしの高橋真一郎さんをはじめ、市外の料理人仲間や各店のスタッフも同行し、22名が避難所に赴いた。
現地では仏料理のフルコースや寿司、ノンアルコールカクテルなど、豪勢な料理がビュッフェ形式で振舞われ、用意した300食は瞬く間になくなったという。
尾鷲さんは「メインの牛肉の赤ワイン煮は、60kgの肉を仕込んだ。一流のものを食べて、活力にしてもらおうと思った」と話す。石川さんも「『寿司なんて何ヵ月ぶりだろう』と喜んでもらえた。1200貫出たが、こんなに握ったのは初めて」と笑顔で語った。
店主らは、避難所訪問を企画していた市民団体「暮らしと耐震協議会」や「災害から未来を守る会」の呼びかけで、協力を名乗り出た。現地では落語やコンサート、線香花火大会なども行われたという。
|
|
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>