大磯中学校3年生の谷松将人君がこの春から大相撲の世界に挑戦する。卒業式を前に、入門を決めた高田川部屋での生活を始めた。「十両になるまでは地元に戻らない」と人生の新たな一歩に気合を入れる。
小学生から野球を続けていたという谷松君。身長193cm、体重140kgと体格に恵まれ、周囲に「相撲をやってみたら」と勧められた。だが、「力士は『太っている』印象が強くて、あまり良いイメージがなかった」と話す。転機となったのは、ドラマ「千代の富士物語」のビデオだった。「筋肉質の千代の富士が活躍する姿を見て、印象がガラッと変わった」。
8つ以上の部屋から誘いを受け、相撲界一稽古が厳しいことで知られる高田川部屋を選んだ。野球では強打者として活躍し腕力に自信はあるものの、「祖父母に大切に育ててもらった分、メンタルの弱さがある」と自己分析。「自分は相撲経験もないし、根性を鍛えたかった。現役時代に金星が多かった親方の根性を見習いたい」と前を見据える。
中学校で2月にお別れ会が行われた。友達から激励やプレゼントを受け取った谷松君は「とても厳しい世界だけれど、やるしかない。体の大きさを活かせる大相撲でヒーローになって帰って来る」と決意を語った。
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