国際交流や人材育成を目指して開かれた「第30回記念21世紀国際書展」の入賞者が決定し、市内在住の小宮山香園(こうえん)さん(68)が自由民主党総裁賞を受賞した。作品は7月8日(水)〜13日(月)、横浜市民ギャラリー(横浜市西区宮崎町26の1)で展示される予定。
小宮山さんは、本名の「園香」を逆さにした雅号を名乗り、60年以上書道に携わっている。約45年にわたり小中学生対象の教室を開いたり、なでしこ小学校で習字の授業を教えたりと、書道文化の伝道にも力を注いだ。
今回受賞した作品は2メートルを超える大作。古人の成語や詩歌を集めた書籍『墨場必携』の中から、「限りなく楽しいことは結局詩を作り書することである」を意味する「無邊樂歸事吟筆」という中国の漢詩を選び、書き連ねた。小宮山さんは「詩の意味と自分が重なった。あとは字の形、余白のバランスなどを考えて選びました」と話す。
筆全体に墨を染み込ませ、太く四角く、平べったい形の隷書体で書いた作品は、男性が書いたものと勘違いされるほど力強さがにじみ出る。「隷書体のほうがはっきりとして、勢いもあって好きなんです」。凛とした自身の性格を表すかのような筆致に、書への強い思いが込められている。
展示は午前10時〜午後6時(最終日16時)。JR桜木町駅から送迎車あり。
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