養豚から豚肉の加工や流通、飲食店などを一貫経営で展開している(株)フリーデン(大谷康志代表取締役社長・本社/南金目)の自社農場で生産された「やまと豚ロース肉」が、ベルギーで開催されたiTQi(国際味覚審査機構)の2015年度審査会で優秀味覚賞にあたる三ツ星を獲得。4日、現地の表彰式で同社社員が賞状を受取った。
iTQiは、世界中の食品の審査と表彰、プロモーションを行う機関で、ヨーロッパで著名な15の調理師協会と国際ソムリエ協会に所属するシェフとソムリエが審査を担当。星の数で評価を表すことから「食品のミシュランガイド」とも言われている。
同社は、赤身と脂身がバランス良い「やまと豚ロース肉」の特長に合わせて、塩と胡椒で軽く焼くといった内容の推奨レシピを添えて審査に出品。第一印象や香り、食感といった5項目で構成する審査で総合評価は92・9。このうち味覚は96・7という高い評価を受けた。同社渉外部の橋本清さんは「大勢の方がやまと豚を食べる良いきっかけになれば」と喜んだ。
「日本を代表する豚肉へ」
(株)フリーデンが生産する「やまと豚」の商品名は、日本を代表するブランド豚への願いを込めて「やまと」を冠して名づけられたもの。きめ細かく柔らかい肉質と上品な旨味が評価され、国産豚肉としては日本初となる三ツ星を獲得した。
豚は、神経質な動物で環境の良し悪しが肉質に影響を及ぼすともいわれ、同社は飼育環境や飼料にこだわる。なかでも衛生面では東北や北関東で運営する6つの農場で、豚の病気を未然に防ぐ衛生管理システムとして農水省が推奨する農場HACCP認証第1号を取得した。
また企業理念に掲げる「安全、安心、おいしさ」を確立するとして、生産から加工、流通までを一貫して行うなど第6次産業化の推進にも取り組んでいる。
同社の橋本さんは「今回の受賞は牧場で生産に携わる社員にとっても励みになる。これからも美味しいやまと豚をご家庭に届けたい」と話していた。
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