指揮官として来シーズンの続投を表明した湘南ベルマーレの曺貴裁(ちょうきじぇ)監督が先月29日、馬入ふれあいサッカー場で会見を開き、「継続していくところ、変化をつけるところを見極めて、選手とクラブが成長するシーズンにしたい」と意気込みを語った。
会見で曺監督は今シーズンの成績を踏まえて、「退任と続投の選択肢で何が良いのかわからなかった」と振り返る一方、他クラブからの監督オファーがあったことを認め、「本気でクラブを変えたいと思っている、選手を成長させたいと思えるクラブが湘南だった」と胸の内を明かした。
また、降格の一因にもなった選手の移籍にも触れ、「契約なので最終的には選手の判断」と前置きした上で、「要望があれば選手個々に移籍のメリット、デメリットを人生の先輩として話してあげたい」と親心をのぞかせた。
曺監督は育成組織、トップチームのヘッドコーチを経て2012年に監督に就任、来季で6年目。豊富な運動量で走り勝つ戦術『湘南スタイル』を磨き上げ、
14年にはJ2で史上最速優勝、翌年はJ1で年間8位の成績でクラブ初の残留を達成した。今季はJ1で17位と振るわず、3年ぶりにJ2降格となった。
来シーズンのJ2について曺監督は「J1で戦っていたという高飛車な気持ちや空気を微塵も出さずに、高い山を1合目から登るつもりでやっていく」と抱負を話した。
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