一つのテーマについて肯定派と否定派に分かれて議論を戦わせる「関東甲信越地区中学・高校ディベート選手権」が先月18日と7月16日に千葉大学などで開かれた。24校が出場した中学の部では平塚中等教育学校が5位に入賞、8月5日〜7日に立教大学(東京都豊島区)で開催される全国大会「第22回ディベート甲子園」に初出場する。
地区大会の論題は「日本は小売店の深夜営業を禁止すべきである。是か非か」。対戦直前まで肯定派、否定派のどちらに立つかが分からないため、出場校は事前に双方の立場から戦略を練って試合に臨んだ。
試合は発表の大筋にあたる立論、相手の立論に対する質疑、相手の立論にひそむ矛盾点などを指摘する反ばくと見どころは多く、3人のジャッジのもと熱い論戦が繰り広げられた。
平塚中等教育学校は3年生160人から選抜された6人で大会に臨んだ。今年4月に結成された急造チームだが、リーダーの大江朝日君を中心にインターネットや図書館を活用しながら市況や新聞報道、経済誌などを徹底リサーチ。
否定派に立った際には「利益の低下による失業、雇用問題」「防犯機能の低下」などを掲げ、相手の反ばくを寄せ付けない論戦を展開した。「審判の顔をよく見て笑顔で聞こえやすく話した」と西村真琴さんが振り返るように、反復練習で磨き上げた発表時の抑揚や表情も高く評価された。
上位校の多くをディベート部が占めるなか、3勝1敗の戦績を収め、初出場で甲子園進出を成し遂げた同校。生徒を引率した小島美由紀教諭は「一人ひとりが頑張ったのは分かっていましたが、まさか全国に行くとは」と驚きとともに語り「甲子園でも精一杯やり切って」とエールを送った。
これに対して6人は「いつか学校にディベート部ができるよう、全国大会でも躍進したいです」と頼もしい表情で口をそろえた。
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