(一社)平塚市観光協会の事務局長に就任した 板垣 達也さん 明石町在住 57歳
黒子として観光盛り上げ
○…平塚の観光情報を市内外に発信する観光協会の事務局長に今年4月、就任した。都内の旅行会社に勤めていた経験を生かし「先輩方がこれまで築いてきたまちとの絆を支えに、市全体を盛り上げていきたい」と意気込む。「今までの生活では見過ごしていたお店やスポットがたくさんあった。駅と自宅の往復では気付けないことばかり」と新鮮な目でまちを見て歩く。
○…出身は山形県鶴岡市。結婚を機に平塚に移り、30年ほどになる。子供の入部したサッカークラブでコーチになったのをきっかけに日本サッカー協会公認指導者のライセンスを取得するほど熱中。おやじの会などにも参加し「単身赴任などで地元を離れることもありましたが、地域との関わりができたのはよかったです」と振り返る。
○…前職の旅行会社では法人を対象に出張先のスケジュール組みや、社員研修の企画運営など、企業内にある旅行需要をカバーした。交通機関や宿泊施設の確保のほか、研修旅行であれば会議室を押さえ、海外出張であればその業界に精通する通訳を手配した。「まさに黒子の仕事。観光協会と同じです」と笑う。顧客は自動車メーカーや理美容、食品など多岐に渡り、一般の観光とは違う視点のプランになるため「自然と業界の事情に詳しくなった」と振り返る。身に付けた知識は産業が多い平塚でも生かせそうだ。
○…「旅程を企画する視点から見ると、車を停めて買い物ができるスポットがあれば立ち寄る候補に挙げるはず」と、名産品などを販売する「物産館」の必要性を感じている。「研修や社員旅行で箱根に宿泊する企業は多い。観光協会でも名産品は販売しているので、そこを強化しながら、平塚の経済が回り、魅力を発信できる観光を見直していく」と力を込める。
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