紅谷町の商店会「新光会」がこのほど、江戸時代に親しまれていた通り名を復活させ、「浜大門通り新光会」に改称した。改称後初のイベント「夕暮れ酒場」を7月21日(土)に催し、新名称を周知する。
浜大門通り新光会は、大門通り以南に位置し、伊藤金物店(紅谷町3丁目)から野村證券平塚支店(紅谷町4丁目)まで約100mに面する。市内で初めて設置された街灯の管理を目的に1900年前後に組織され、現在は22店が加盟する。
「浜大門通り」は江戸時代、平塚八幡宮から海岸路(現・国道134号)までを結ぶ参拝路の一部として栄えた。しかし1887年に開業した東海道鉄道の建設にともない、浜大門通りは南北に分断された。現在、通りの南側部分は「扇の松の通り」と呼ばれているが、北側部分の名称は明確に決まらずに現在に至っている。
今回の改称はランドマーク化することが目的だ。商店街で火事や犯罪などが起きた際に、正確に場所を伝えることができる。また商店街をブランド化することで発信力強化を見込む。
同会の中村彰伸会長(35)は、「由緒ある名前が付いたことを機に、広く市民に親しんでもらいたい」と話している。
同会では3年前から「夕暮れ酒場」を開催しており、昨年は千人以上の来場を記録した。今年は7月21日(土)午後5時〜8時、通り全面を交通規制して飲食店など約10店が出店。ストリートライブに合わせて新名称をPRする。雨天時は中止、7月28日に順延される。
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