平塚青年会議所(平塚JC)の第61代理事長に就任した 常盤 健嗣 さん 立野町在住 36歳
まち盛り上げるエネルギーに
○…「渾然一体」をスローガンに掲げ、平塚JC理事長としての1年をスタートさせた。「少子高齢化による社会保障問題や交流人口の拡大、財源の確保など、地方が抱える問題はさまざま。地域の未来を見据えて決断することが求められている」と、まちに目を向ける。若手経営者が集まるJCの強みを生かし、「僕たちの世代がエネルギーとなってまちを盛り上げたい。失敗を恐れず、それすらも栄養にして、40歳までに見識や経験を蓄えたいです」と意気込む。
○…神奈川大学卒業後、アパレル系の会社に就職したが、2007年に家業である学生服専門店の「株式会社トキワヤ」(紅谷町)の業務拡大に伴い転職。4代目として奔走する。15年に創業90周年の式典を催した際には、曾祖父から続く老舗の看板の重さを実感。祖父は平塚JCの立ち上げにも関わっており、「父も理事長経験者なので、親子3代にわたるのは全国的にも珍しいそうです」と身が引き締まる思いだ。
○…店舗を構える湘南スターモール商店街は、格好の遊び場だった。「七夕まつりは毎日通った。まつりの真ん中で育ちました」と、七夕に対する思い入れも人一倍。「はぐれないように家族と手をつないだ、あの時間が特別だったように思う。来場者の増加や市内全域を巻き込んでいく仕掛けを考えなくてはいけない」と、思い出がまちづくりに取り組む背中を押す。
○…進学や就職など地元を離れた友人も多く、「いつでも帰ってきてほしい」という思いのもと、13年には三十路式を初開催した。「雪も降って大変だったけど、よく集まったと思う」としみじみ。「市外で頑張る友達が平塚に戻った時に『さびれちゃったな』とは思ってほしくない。地元の盛り上げは僕に任せてと言っています」と頼もしく笑った。
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