2020年東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプに向け、リトアニア語で平塚の飲食店を紹介するアプリ「Hiratsuka Maistas(マイスタス)」を開発した静岡県立島田商業高校の生徒が8日、平塚市役所を訪れた。ひらつかリトアニア交流推進実行委員会の研修会でアプリを発表し、開発の苦労や活用法を説明した。
訪問したのは平塚PR部の伊藤香奈子さん、羽田野裟稀さん、藤田大さん。昨年、同校の鈴木滋教諭が平塚青年会議所の例会で講演したのをきっかけに、平塚の課題解決アプリの制作を開始した。
同会議所主催の「ひらつかスクール議会」に参加した高校生にまちの課題を聞き取り、リトアニア人への情報発信が少ないことから、リトアニア語アプリを思いついた。
アプリにはグーグルの翻訳機能などを駆使して平塚駅前の飲食店150店を掲載。うどんやラーメンなど、日本食をイラストで説明するページや、気になる店舗をお気に入り登録できる機能をつけ、言葉や文化の違いに戸惑うことなく食事を楽しめるよう工夫した。
平塚を訪れるのは初めての3人。土地勘がない中、飲食店データを集めるのに苦労したという。データ作成を担当した藤田さんは「夏休み前と後で移転や閉店をしている店もあり、その増減をグルメサイトで調べるのが大変だった」と話す。
研修会では地元飲食店経営者から「飲食店側から情報提供できるシステムをつくってほしい」という声もあった。羽田野さんは「アプリを広めるためにも飲食店側が協力してくれるのはとてもうれしい。期待してもらっているのを感じました」と充実感をにじませた。
同実行委員会は今後、アプリをリトアニア選手団との交流に役立てたいとしている。iPhone、アンドロイドでもダウンロード可。
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