意見広告・議会報告
国際化社会でのまちづくり 対談企画 外務大臣 河野太郎×県議会議員 森正明
地元衆議院議員で外務大臣の河野太郎氏と神奈川県議会議員の森正明氏が対談を行った。河野氏は外交の国際舞台で活躍する立場、森氏はサッカー日本代表選手から政界転身した異色の経歴を背景に議論。インバウンド観光振興や東京五輪、国際教育などをテーマに語った。
森「国際舞台の最前線に立つ外務大臣として世界各国を飛び回っていらっしゃいますが、時差ボケは大丈夫ですか。移動する飛行機の中では何をしているんでしょうか」
河野「時差ボケはしますけれど、どこの時差でぼけているか、もうわかりません(笑)。飛行機ではなるべく寝ます。あとはふだん読めない本を持っていって、まとまった読書の時間にしています」
外国人労働力の受け入れ環境を
森「平塚市には、84カ国から来た五千人近い外国人の方が住んでいます。これは人口の約2%にあたります。改正入管法が4月から施行され、新しい外国人雇用のルールがはじまりますが、どんな感じになるのでしょうか」
河野「まず、9つの国と二国間の取り決めを結び、日本語や技能の試験で一定の能力があると認められた人の受け入れが始まります。一人の住民としてしっかり受け入れる体制を作っていきます」
森「県・市内経済でも人手不足は深刻な問題ですから、事業者の寄せる外国人労働力への期待感は高いと感じます。一方、文化や生活習慣の違う外国の方が安心して暮らし、働いていただける環境づくりも必要です。まちぐるみで考えていくべき課題だと思います」
インバウンドへ平塚を観光地化
森「安倍政権のインバウンド政策で、外国人観光客もぐっと増えましたが、県内ではやはり、箱根や横浜、鎌倉への観光客がほとんどです。
こうしたお客様を平塚市内にも呼び込んでいくには、平塚を含めた湘南地域が広域連携し、観光需要を創出していく枠組みをつくることが大事になってくると思います。
広域的に湘南を堪能するには、真ん中に位置する平塚は凄く良いところで、観光の拠点として立ち寄ってもらえるのではないでしょうか」
河野「最近はガイドブックよりもインスタグラムなどのSNSを見て、日本での行き先を決める人が多いようです」
森「例えば七夕まつりや花菜ガーデン、平塚産イチゴ、平塚生まれの米『はるみ』、パイロットコーポレーション平塚事業所の蒔絵工房の万年筆など、写真や動画をSNSで積極的にアピールしてはどうでしょうか。
周辺には、伊勢原の大山もあれば、大磯の鴫立庵や旧吉田茂邸といった歴史ある名所があります。現在、県は横浜・箱根・鎌倉に次ぐ「新たな観光の核」、第四の観光地づくりを押しています。
平塚においては、湘南平をはじめ、もっと観光地化する大きな改革があってもいいと思います」
国際化社会へ教育も対応を
河野「インバウンド向けの観光振興には英語が欠かせません。また、国際化の現実をみると、子供たちには真の英語の力をつけてもらいたいと思っています。平塚の英語教育がすごいから子育ては平塚を選ぶというようになるまで、教育委員会には頑張ってほしいと思います」
森「プロスポーツの現場では、外国人選手とのコミュニケーションのスタートは、その国の挨拶や感謝の言葉です。小さな心がけを変えるだけでかなり親しくなります。
平塚に来ている多くの外国人と、その国の言葉で挨拶だけでも交わそうという姿勢は、文化の尊重にも繋がりますし、コミュニケーションも円滑になっていくと思います。
教育でも英語はもちろん、他の外国語も入れこんでいくのも良いと思います」
リトアニア交流選手と触れ合い
河野「オリンピックではリトアニア共和国が事前キャンプでやってきます。この関係を次につなげていきたいですね。
例えば、平塚でリトアニア語を学ぶ人が1人でも多く出たり、リトアニアで商売をやってみようという人が出たり。それこそホストタウンのレガシーですよ」
森「平塚市が日韓ワールドカップでナイジェリアの事前キャンプを誘致した際、代表チームと湘南ベルマーレなどの試合を組もうと、私もお願いして実現することができました。有料観戦する試合でしたが大好評でした。
事前キャンプでも、親善試合ができるといいですね。観戦料は地域に還元し、地元の指導者やスポーツをやっている子供たち、少年団やクラブチームがトップアスリートと触れ合う機会を創出することができます。
オリンピアンがきて触れ合う機会は貴重ですから、平塚市としてリトアニアの選手たちとの触れ合いを具体化してほしいと思っています」
気運の高まるスポーツのまち
河野「スポーツでいえば湘南ベルマーレは現在、新スタジアムについても進めていますよね。民間の力も活用して、しっかり稼げて、様々に使えるスタジアムとはどんなものか、ベルマーレも平塚創生の大きな原動力になります」
森「湘南ベルマーレがルヴァンカップを昨年優勝し、東海大も箱根駅伝を優勝、星槎学園も女子サッカー高校選手権で優勝、さらにリトアニアの選手たちも平塚に来るわけです。
平塚はスポーツのある街という宣言をしてもおかしくない。プロチームのホームスタジアムがあるという価値は、それくらいあると思いますから、これからも教育とスポーツを軸に精一杯、頑張っていきます」
河野「教育やスポーツ、高齢者支援などの政策でこれからも森県議に期待する声は大きいと思います。頑張ってください」
■企画・制作/森正明事務所【電話】0463・21・8655【FAX】20・2002【URL】www.morimasaaki.net
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>