肺動脈性肺高血圧症という希少の難病を患い、米国での肺移植手術が必要な県立相模原高校1年の田村真子さんへの支援の輪が広がっている。
肺動脈性肺高血圧症は、心臓から肺に血液を送る肺動脈の内腔が挟まり、血液が送りにくくなることで肺の圧力が高くなる難病。真子さんは中学1年の時に発症し、その後、絶対安静で入院生活を送っている。
真子さんの母も同じ難病を患っているが、真子さんは右心不全で命の危険があることから、両肺移植の手術を行う必要がある。ただ、同年代に比べ小柄な真子さんに合うドナーは日本では少ないため、米国での移植手術を目指すこととなった。
一方、実績ある米国スタンフォード大での移植手術は、医療費だけで約1億6500万円。滞在費や渡航費を含めると約1億9千万円が必要となる。こうしたことから、支援を行う「まこちゃんを救う会」では2月に入り募金活動を開始。同会のメンバーが相模原市内の各所や駅頭で協力を呼びかけている。
真子さんが通う相模原高校も学校を挙げて同会の支援を行っている。坂本和彦校長は「学校として支援活動に協力したい」と話している。
活動についての問い合わせは同会【電話】03・5937・3270またはホームページから。
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