意見広告・議会報告
県政報告 台風 命を守る備えを 県議会議員 森正明(自民党)
豪雨と強風を伴う強い台風が相次いで神奈川県を直撃しました。県のまとめによると、10月12日の台風19号は、死者9名、重軽傷者は40名に上り、建物は全壊53棟、半壊722棟、床上床下浸水は約1500棟などの被害が報告されました。
犠牲となった方々に哀悼の意を表すると共に被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
◎城山ダム緊急放流
台風19号では相模川上流の城山ダムを緊急放流する事態になりました。県は前日の予備放流でダムの水位を下げていましたが、予想を上回る雨量によってダムの越水・決壊の恐れがあったことから、午後9時30分に緊急放流を実施しました。
当初午後5時の放流予定でしたが、午後10時に実施すると決定、その1時間前に発表したものの、急遽9時半に放流する事態になり、河川流域に混乱を及ぼしました。
議会も県に説明を求めましたが、相模川の氾濫やダムの決壊などの可能性がある中で、ぎりぎりの判断だったと理解しました。しかし、逃げ遅れるなどの事態も招きかねず、この教訓は生かさなければなりません。
◎ハザードマップ活用を
平塚市は、相模川と金目川水系の「洪水ハザードマップ」を発行しています。想定される最大降雨で河川が氾濫した際の浸水想定区域と最大深さを表示し、緊急避難場所の位置も分かります。また、避難勧告や指示が発令された時、避難先や避難路など、どう行動すべきか事前に考えて書き込んでおく欄もあります。
近年の台風は大型化しており、命を守る備えが必要です。マップを有効活用してください。
夢のある教育現場へ
◎教員試験の倍率低下
県内公立学校の教員採用試験で2019年度の応募倍率は5・6倍、特に小学校教員は3・9倍と低水準でした。大量採用された時代の教員が退職を迎え、全国的に採用数が増える一方、受験者数が伸びていません。
膨大な事務作業や保護者対応の複雑化、労働の長時間化などから、教職が敬遠されている向きもあります。担い手不足は教育の低下を招きかねません。待遇改善はもちろん、夢ややりがいを感じられる環境を整備することが必要です。
■企画・制作/森正明事務所【電話】0463・21・8655【FAX】20・2002【URL】www.morimasaaki.net
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